コーヒーブレイクアーカイブ

音楽との出会い

先日、テレビを何気なくつけたら、音楽番組をやっていて「 歌劇カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲とタイトルが出ていました。

それを見た瞬間、40年前、初めて音楽に感動した時のことが鮮やかによみがえってきました。少学校の弦楽合奏団で六年生の時に初めて知った曲でした。

この舌を噛みそうなタイトル、しかも間奏曲、作曲者はピエトロ・マスカーニ…誰?

初めて聞く名前、正直‘ショボいな’と思ったのでした。しかし、先生から『こんな曲だよ』と聴かされたレコードから流れたメロディー……う、美しい…と思いました。全身に鳥肌が立ったのを覚えています。その時、クラシック音楽が大好きになりました。今だにマスカーニの曲はこの一曲しか知りません。歌劇なのに内容も他の曲も知らない。だけど私にとって、その後の人生を決定づけてしまった曲でした。

皆さんもそんな曲ありませんか?できることなら今の子供たちもそんな曲に是非、出会ってほしいなと思っています。

秋山 智樹

歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より「間奏曲」